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高崎市民測定所 クラシル
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高崎市民測定所 クラシル 


放射線という、未知のもの。
不安や戸惑いはありませんか?
大事な判断は他人任せにしたくありません。
でも、それは「一人で決める」ということではないと思います。
まずは測って、あなたの身の回りの状況を調べてみませんか?
高崎市民測定所では、測定結果をみんなで一緒に考えていきたいと思います。
ご支援・ご協力・活動への参加をよろしくお願いいたします。
クラシルが「NPO法人アグレコ」になります
クラシルが「NPO法人アグレコ」になります

                     NPO法人アグレコ理事長 竹渕 進



市民測定所クラシルは、2012年4月の設立から3年目を迎えました。クラシルは、2011年3月11日の福島第一原発事故で汚染された群馬県内で暮らしてゆくため、農業をつづけてゆくため、食品や土壌などをしっかり測定し、暮らし方や農作物の栽培の仕方をみんなで考えてゆこう、と設立しました。この間、多くの食品・土壌などを測定し、測定会員の皆様に測定結果を提供するとともに、放射性セシウムが農作物に移行しにくくする栽培方法や、暮らし方に関する講演会、広報活動等を行なってきました。

このたび「市民測定所クラシル」は、高崎市倉渕地区を中心に猛禽類の観察・保護を中心に活動してきた「NPO鷹の森たかさき」に統合し、原発に依存しない暮らしを足許から見直し自給・手作り・農を提案する「未来にちにち堂」とともに、「NPO法人アグレコ」として活動することとなりました。アグレコはアグリカルチャーとエコロジーを合わせた造語で、私たちは同名のフリーペーパーを6年間出してきました。この3団体は、自然を守り暮らしを作ってゆくという共通性を持っています。

私たちはNPOづくりを計画するなかで、何度か「納豆」をこの組織のたとえ話として話し合いました。納豆は、大豆が納豆菌により発酵し、ネバネバの菌糸を出して結びついてゆきます。しかし、味噌のように豆の形を失うことはありません。そんなふうに、それぞれの団体は今まで同様自立して活動しながらも、協力関係を作り全体で発酵できたら、そしてその発酵をNPOの外側にもネットワーク(納豆の糸)として広げてゆけたら……。

こんなイメージを考えたとき、ある禅の老師がお話された公案を思い出しました。「あらゆる処に中心があり周辺がないものは何?」……「それは球体だ。球体のどこに鉛筆でしるしをつけてもすべて中心になる。地球の上に立つあなたがたは皆地球の中心にいるのだ。」

今後の私たちの活動をどうぞご支援ください。ひとりひとりが地球の中心に立っていると想像できたとき、未来に禍根を残す原発に象徴される文明はなくなってゆくでしょう。

 クラシルでは今後も測定会員の継続・新規入会をお願いしています。

またNPO法人アグレコの賛助会員も募集しています。
賛助会員の方には、フリーペーパー「アグレコ」をご希望により郵送いたします。
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メンテナンスによる臨時休業
2014年4月8日、9日は
測定器の清掃とメンテナンスのため臨時休業とさせていただきます。
2013年春の講演会
原発事故から2年が経過していますが、放射能の関しては「危ない・危険」と
「大丈夫・心配ない」という言説が平行線を走っているようにも感じます。
今回の講演会の内容はそのどちらでもありません。
放射能をどうとらえ、生きる糧である食べものをどう選択していくか、という問
いへのひとつの提案になると思います。
多くの方のご参加をお待ちしています。

演題:どうたまるの? たべものからの放射能
―体内蓄積量から食べかたを考える―
日時:3月31日(日) 午後2時から4時半まで
会場:中医研二階ホール 〒370-3513 群馬県高崎市北原町25-3
http://www.chuiken.com/
講師:蓮井誠一郎(茨城大学人文学部社会科学領域準教授)
参加費:クラシル会員800円・一般1000円
主催:高崎市民測定所クラシル 027-333-4075

蓮井先生講演会チラシa4MC

PDF版チラシ(印刷用)はこちら

測定パックができました!!
会員様向けですが、
測定パックができました!

*測定パック10 
(全10回測定できます。申込から半年間有効)
  10000円

*測定パック5
(全5回測定できます。申込から3ヶ月有効)
  6500円

クラシル年会費は3000円です。


どうぞこの機会に測定にいらしてください。
放射能に克つ農の営み
12月15日、野中昌法新潟大学教授に表題の講演をしていただきました。

放射性セシウムについて
☆1枚の田んぼの中でも移動する
☆土壌の濃度とそこで栽培された玄米・籾殻の濃度は相関しない
☆土壌に有機物を投入することで農産物への移行を抑制できる
☆はざがけで玄米に移行することはない
☆福島では放射能対策に取り組み事で、地域のきづなを深めている地域がある

などなど、たいへん示唆に富む講演でした。

ただ単に安全・安心だというのは無責任、しかし危険だということだけでは不安を煽るだけ。どうすれば対応していけるのか、という話をきちんと提案していかなければならない、と獨協医科大学の木村真三さんがおっしゃっています。
今回はまさにそういうお話でした。
測って事実を知り、必要な対応をとっていく。対応策の基本は、農の営みの中にある、というお話だったと思います。

野中先生、ありがとうございました。

先生からご厚意をいただきましたので講演のスライド:放射能に克つ農の営み(約13MB,PDF)をアップします。
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